尿石症(シュウ酸カルシウム・ストルバイト)

February 1, 2016

尿石症とは、腎臓、尿管、膀胱、尿道という尿の通り道のどこかに結石が作られる病気です。

 

原因は様々で、不明な部分も多いですが、主に

 

 ①尿路感染症(特にワンちゃんのストルバイト)

 

 ②飲水量不足による尿の濃縮

 

 ③食事中に含まれるマグネシウムやカルシウムなどのバランス

 

 ④内分泌疾患や代謝性疾患   などがあります。

 

症状は結石の物理的な刺激によって痛みが起こったり、炎症を起こして頻尿や血尿になることがよくあります。発熱食欲不振といった症状が出ることもあります。また尿石が尿管や尿道を塞いでしまうと急性腎不全になり命を落とすこともあります。

 

基本の診断は尿検査、レントゲン検査、超音波検査などで行います。

 

尿石症の場合、尿検査で結晶が見つかることが多く、その種類によって見えてくる形が異なります。

 

シュウ酸カルシウムの結晶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ストルバイトの結晶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

超音波検査レントゲン検査では尿石のシルエットを見つけることでどこにどのくらいの大きさのものがあるのかを調べることができます。

 

左の超音波検査の画像では黒く映る膀胱(オシッコ)の中に結石が白い粒粒として見えています。 

 

レントゲン検査では少しわかりづらいですが、黒線で囲った膀胱の中に白い粒粒のシルエットとして結石がみえています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これらの検査結果を行って、どこに何の結石があるのかを考え治療に進んでいきます。

 

ストルバイトという結石の場合は食事療法で溶かすことのできるものなので内科的に治療を開始する場合もありますが、シュウ酸カルシウムは飲み薬やフードでは溶かすことのできないものなので、治療は手術で結石を取り出す必要があります。

 

 

 

しかし治療はこれで終了ではありません。尿石症は繰り返しやすい病気の為、一度良くなってからの再発予防が大切です。その結石の種類に合った療法食を続けたり、水分摂取量を増やして尿量を増やすように気を付けてあげましょう。

 

尿石症は無症状のうちに進んでいることも多くあるため、普段オシッコに心配のないワンちゃんネコちゃんでも定期的な尿検査での健康チェックをお勧めいたします。

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