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リンパ腫

October 22, 2015

ワンちゃんネコちゃんにできる腫瘍の中でよくみられるものの一つにリンパ腫があります。

 

リンパ腫というのは白血球の中のリンパ球という細胞に由来する悪性腫瘍です。リンパ球はリンパ節や脾臓などのリンパ組織というところに普段多くいるのでそこから悪性腫瘍ができることが多いのですが、リンパ組織に限らず体の色々なところから発生します。

 

また、その進行の速さも様々なので一筋縄ではいかない難しい腫瘍です。

 

 

発生部位はワンちゃんでは顎の下やわきの下、膝の裏などにあるリンパ節が腫れる多中心型というタイプが一番多く、ネコちゃんでは腸などに腫瘍ができる消化器型というタイプが一番多くみられます。

 

診断はまず腫れている箇所に針を刺してそこにある細胞を調べる細胞診という検査を行います。

 

するとリンパ球に似た細胞が沢山採れてきます。

 

上の写真にはリンパ球に似た丸い細胞が沢山みられます。黄色矢印で示した細胞は正常なリンパ球に近い大きさですが、青矢印で示した腫瘍細胞はそれよりもずっと大きなサイズになっています。また、赤矢印で示したような分裂している細胞も沢山みられます。このような細胞がみられた場合には悪性度の高いリンパ腫と診断できます。

 

しかし、悪性度の低いリンパ腫の場合には正常なリンパ球とよく似た細胞ばかりなので細胞の大きさや形だけでは診断がつけられません。そのような時には腫れているリンパ節やしこりになっている部分を切除して、病理組織検査によって診断いたします。

 

他にも、遺伝子検査で腫瘍細胞のタイプを調べたり、血液検査レントゲン検査超音波検査などで腫瘍の広がりや全身への影響を調べたりします。

 

色々と検査をすると費用もかかって大変ですが、適切な治療をするためにもしっかりとした検査が必要なのです。

 

治療は主に抗がん剤を使って行います。リンパ腫の部位によっては外科手術放射線治療を組み合わせることもありますが、リンパ腫は全身の腫瘍と考え、全身に効果のある抗がん剤が治療の中心になります。悪性度が低いリンパ腫の場合には無治療で経過をみることもあります。

 

リンパ腫の予後(病気の経過の見通し)は部位やタイプによって大きく異なりますが、ワンちゃんに多い多中心型リンパ腫の場合、無治療で生存期間4~6週間、抗がん剤を用いた一般的な治療で約1年です。残念ですが、完治させることは難しく、抗がん剤によく反応してくれる場合でもやがて効かなくなってしまうことがほとんどです。

 

それでもワンちゃんの1年が人の5~6年に相当すると考えると積極的な治療を行う意味は十分にあると思われます。

 

ネコちゃんで一番多い消化器型のリンパ腫では抗がん剤治療の予後は4~9カ月と報告されています。抗がん剤に対する反応の良さに違いがあり、よく反応してくれる場合には1年以上生きられることもまれにあります。

 

ワンちゃんもネコちゃんも治療の中心は抗がん剤ですが、抗がん剤治療には副作用の心配やご家族の協力、通院回数や費用などの負担もありますので、メリット・デメリットをよくご説明した上でどう治療していくかご相談させていただきます。

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