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0463-71-5551

 

© 2015 by Shippo Animal Clinic. 

肥満細胞腫

July 25, 2015

ワンちゃんの皮膚にできやすい腫瘍の一つに肥満細胞腫という腫瘍があります。

 

これは、肥満細胞という炎症や免疫に関わる細胞からできる腫瘍なのですが、その子が太っているかどうかは関係ありません

 

全身どこにでも発生する腫瘍で、ご家族がワンちゃんネコちゃんとスキンシップをしている時にしこりに気付くということが多いです。

 

こちらのワンちゃんも親指の付け根の所に小さなしこりができていますが、ご家族が日頃からよく触っていたので発見できました。

皮膚にしこりを見つけた際にそれが何であるかを調べる最初のステップとして針を刺して調べる細胞診という検査がよく行われます。

 

このしこりは針を刺してみると下の写真のような細胞が採れてきました。

これが肥満細胞で、細胞の中にヒスタミンなどの顆粒を沢山含んでいるのが特徴です。それらは赤紫色の小さな粒々としてみられ、それが肥満細胞腫を診断する決め手になります。

 

治療法は、外科手術放射線治療化学療法などがありますが、根治を目標とした場合、外科手術が一番に選択されることが多いです。

 

今回も外科手術で治療することとなりましたが、指を切ったりはしたくないというご要望と、しこりに気付いてからこれまでの成長スピードが遅いことなどを踏まえてご相談し、親指はそのまま残ししこりを切り取る手術を行いました。

 

手術後の写真です。

 

病理検査の結果は『グレードの低い肥満細胞腫で、腫瘍細胞の取り残しもない』という結果でした。

手術部位の経過も良好で、外観上も分からない位に治ってくれました。

 

今回は小さめの切除で治療することができましたが、場合によってはもっと大きく手術しなければいけなかったり、放射線治療や抗がん剤などを組み合わせる治療が必要だったりすることもあります。

 

どんな腫瘍も早期発見・早期治療が肝心です。

気になるしこりを見つけた際はお早めにお気軽にご相談ください。

 

 

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