避妊手術(犬)

男の去勢手術に対し、女の子の手術を『避妊手術』と言います。

男の子の去勢手術が比較的簡単な手術なのに対し、女の子の避妊手術はお腹を切る手術なのでやや大きな手術となります。

それでも避妊手術をすることには『望まない妊娠を防ぐ』意外に大きな意味がありますのでそれをお話します。

①性ホルモンに関連する体調変化をなくすことができる

 女の子には年に約2回のペースで発情期が起こります。発情期になると陰部から出血があったり、ホルモンバランスの変化から元気や食欲がなくなったりします。また、排卵後には黄体ホルモン(プロジェステロン)の影響で偽妊娠を起こすことがあります。偽妊娠になると、乳腺が張って乳汁の分泌が見られたり、巣作りをしたり、性格の変化(神経質・攻撃的)が出てくることもあります。

②病気の予防ができる

 避妊手術をしていない女の子で心配な病気として、『子宮蓄膿症』や『乳腺腫瘍』などがあります。子宮蓄膿症は子宮に膿が溜まる病気で、偽妊娠のところで説明した黄体ホルモンが大きく関係しています。

乳腺腫瘍は乳腺にできる腫瘍で、悪性の場合ガンと言います。ワンちゃんの乳腺腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍の割合はおよそ半々です。(ネコちゃんの場合は9割以上が悪性腫瘍です)

 どちらの病気も性ホルモンが関係して起こる病気なので、避妊手術によって予防することができます。

ただし! 乳腺腫瘍の予防に関しては、手術のタイミングが重要になってきます。

このグラフは、避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果を表したものです。

こちらを見ると初回発情前または初回発情から2回目の発情の前までに避妊手術を行うと、将来的な乳腺腫瘍が90%以上予防できることが分かります。

そして、なんと2歳半以降で避妊手術をした場合には乳腺腫瘍の予防効果は期待できないのです。

このような理由から避妊手術は生後半年を目安に早めにしてあげるのがいいと考えられます。

手術の流れは、

 ①まずご来院またはお電話で日程を決定いたします。

 ②手術前日は夜10時頃からご飯を抜いていただきます。

 ③手術当日に血液検査やレントゲン検査で麻酔や手術ができるかどうかチェックします。

 ④全身麻酔をかけてお腹を切り、卵巣と子宮を取り出します。

 ⑤お腹を縫って終了です。

 ⑥麻酔から覚めた後、そのまま一泊お預かりして翌日退院となります。

そして避妊手術のデメリットとして、ネコちゃんの去勢手術の時にもお話しましたが、

肥満になりやすくなる ということがあります。

ですが、フードの種類や量を気を付けてあげれば肥満は防げます!

病気の予防という大きなメリットがありますので、お子さんを産ませる予定のない場合には是非避妊手術を考えてあげましょう。

最近の記事
月別の記事
カテゴリ一覧
Follow Us
  • Facebook Basic Square

診療科目

- 一般診療
- がん(腫瘍科)
- 予防(ワクチン・フィラリア)

- ノミ・マダニ駆除-

外科手術

- トリミング・シャンプー

- ペットホテル

診療時間

9:00 AM - 12:00 AM

4:00 PM - 7:00 PM

月曜日-土曜日

 

9:00 AM - 12:00 AM

日曜日

​木曜日休診

住所

神奈川県平塚市東八幡2-1-7

 (駐車場4台あり)

 

電話番号

0463-71-5551

 

© 2015 by Shippo Animal Clinic.